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# 【転ばぬ先の手すり】
2020 / 11 / 22 ( Sun )
高齢の方にとって
趣味や役割は生きがいになり
元気に過ごすために
とても大切なものですね。

T様のご自宅での楽しみは
お庭の花作りと自家菜園の手入れ。
広い裏庭には透明スレートで屋根をかけ
雨でもお散歩ができるようになっています。
水やり

一日に何回も庭におりて散歩をし
自分の子供を愛おしむように
花や野菜の手入れをされていました。

その出入りは縁側からのアプローチです。
玄関は週に一度のデイサービスの時に
使うだけなのです。

先日、その上がり降りの際
犬走の10cmの段差で足を滑らせて転倒。
幸い大きな怪我にはなりませんでしたが
心配された娘さんから
手すり取り付けのご相談をうけ
ご自宅に伺いました。

縁側

T様は93才。
かくしゃくとお元気で、縁側の40㎝の段差を
小さな足台を使って一日に何度も
(手すりもない状態で!)
上がり降りされていたことに驚きました。

ご依頼通り、手すりを改修工事で取り付ける
お見積りをしましたが、
ご家族のご意向や
場所を左右に動かす可能性もあったので
まずは福祉用具のレンタル手すりを
使っていただくことに。

縁側2

上がり框用のステップ付手すりを設置すると
「あ~楽だわ。こりゃいいね~。」
と、ニコニコの笑顔。
喜んでいただけてよかった(*^^*)


手すりを住宅改修で設置するか
福祉用具レンタルかで迷うときがあります。

基本的には
住宅改修での手すりでないと
設置できない場所や用途の場合は
手すり工事となります。
でもレンタル商品が
適合する、活かせる場合
まずはレンタル商品利用を
お勧めしています。

使い勝手や設置場所など
当初考えていたことと
変わる場合があるからです。
1週間または1ヶ月と使ってみて
やはり手すりを改修工事で
取り付けるという方もあります。

おひとりおひとりのケースは違いますが
何より利用者様が安心して
使えることが一番です。

手すり設置によって
昇降動作が安定して楽になると
動きに不安がなくなり
様々な意欲に繋がっていきます。

T様がますますお元気で
お散歩や菜園作りを
楽しんでいただきたいですね。
yasai.jpg

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