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一期一会
2019 / 09 / 28 ( Sat )
私達「暖家」の仕事は
住宅改修や福祉用具販売・レンタルのご依頼をいただき
ご本人やご家族にお会いし、ご利用が始まります。

私達の仕事は、住環境整備での「お客様」と「業者」という
関係だけではないと思っています。

障害や高齢のために不自由となっている
ご本人の症状、介護状況や、住環境に沿った支援や改善を計画・提案し、
工事や福祉用具レンタルを実施し、サポートしていきます。

玄関トイレ

その過程は
お医者様が患者さんの病気への対処をされるのと全く同じだと思うのです。

現在の症状や過去の病気、家族関係や介護状況などから、
「今」快適に過ごせる方法を見つけていきます。
その中から信頼感が生まれ、
徐々に親密なお付き合いをさせていただくようになります。


車いす

そして何年もお付き合いをする中で
避けては通れない「別れ」もあります。
自宅療養から介護施設、病院などへの入所、入院。
そして
天に召される時。


その日は突然やってくるときもあります。

先日、骨折のための入院後、介護施設にショートステイして、
自宅に帰るタイミングをはかっておられた
ご利用者様の担当者会議がありました。

骨折入院前よりもお元気で笑顔になられたS様に
スタッフもご家族も喜び、安心していました。
けれどもその2日後
もともとあった持病の心臓疾患のために亡くなられました。

ご家族様はじめ皆、驚き悲しみ、とても残念でなりませんでした。


白ばら

後悔しない介護を、
いつも自分にできる精一杯を、と常々考え努めていますが、
そもそも後悔しないことなど不可能なのかもしれません。

もっとああすればよかった、こうしたほうがよかったのかも・・・
と悔やまれるのです。
それは相手への愛情からではありますが、自分を苦しめることになります。
でも、それは誰も望まないことなのです。


私は
その選択と結果を「最善で、最適」だったと思うことにしています。


そして
出会わせていただいて、御縁をいただいて
その方の一番大変で辛いときにお手伝いさせていただき
大切な最後のときにかかわらせていただいたけたことを
心から有り難く深く感謝いたします。


白バラ


そして、またここから
丁寧に
ご利用者様に寄り添い
精一杯
誠いっぱい
日々、励んでいきたいと思います。

m(_ _)m

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