まるで収穫祭のような・・・♪
2015 / 10 / 16 ( Fri ) 秋も深まってきましたね。
皆さんはどんな秋を楽しんでいらっしゃいますか? 私は・・・ 大阪へ遊びに!・・・ではなく 学びに行ってきました!! 去る9月12・13日、NPO法人CRS(ケアリフォームシステム)研究会主催の 第13回ケアリフォーム大阪大会が開催されました。 長文になりますがm(__)m 忘備録のつもりで大会報告をいたします。 ![]() 会場は大阪府大東市の川村義肢株式会社。 テーマは、『やる気を引き出す住環境整備(テクニカルエイドの活用)』 毎年、日本全国各地から福祉住環境に携わる会員が参加し、 ケアリフォームの課題や、建築・改修の部門にエントリーします。 そして優秀な改修案や建築が大賞に選ばれます。 また、事例報告や情報の共有、知識と技術を高めあい 切磋琢磨することを目的とした大会です。 基調講演は、前日本リハビリテーション工学協会副会長の相良二郎先生による 『自立を支える住環境整備』という演題で、住宅における危険についての講演。 ![]() 最も事故が多い「浴室」や「高齢者の転倒事故」についての解説と その観点からの住宅改修へのアドバイスをいただきました。 ![]() パネルディスカッションは「住環境整備のありかた(テクニカルエイドの観点から)」のテーマで行われました。 パネリストは、前出の相良二郎先生、CRS会長の武藤俊之氏、佐賀大学の松尾清美先生、 エンドユーザーの大西芽さんとお母様です。 ![]() 大西さんは先天的な障がいがあり、その自立支援のための住環境整備のポイントは、 ①お母さんの「困っている」を解決すること (介助者の負担軽減) ②子どもの素振りで要望などを察すること (ニーズの探究、検討) ③子どもの出来ることで役割を増やすこと (自立の芽を育む) そして「移動」「移乗」の確保がとても大切であり 福祉機器や住宅改修の計画にあたっては、 「本人や介護者の癖や動き」「生活の状態」を良く聞き、確認し 実際にシュミレーションを行って計画することの大切さをを学びました。 また、ケアリフォーム大賞の発表と活動報告として 埼玉県の白石工務店様と川村義肢様の 素晴らしい取り組みをご紹介いただきました。 ![]() 全国のCRS会員が取り組む、現場での工夫や発想の豊かさ、 新しい技術や福祉用具・機器など学ぶべき情報、内容が満載でした。 兵庫頸髄損傷者連絡会の島本卓氏との意見交換会では 『障害者の自立~「住環境」からの第一歩』と題し、 ご自身が事故により障がい者となり、病院を退院する際の 在宅での生活への不安、 住宅改修の相談先探しの大変さ、 実際の改修の不具合についてなど、課題を提供していただきました。 ![]() ![]() ![]() ![]() ご本人は退院後の生活をイメージすることは難しく 実際生活してみて改善・調整していくことが必要であることや 医療や福祉の知識がない工務店が多く せっかくした改修が使い物にならないなど 実例を踏まえ紹介されました。 そして当事者の生の声を聞いて、各専門分野の方々が 一緒に意見を出しあい考えながら連携していく 「ケア・リフォーム」が社会に浸透していくことを望まれていました。 そして最後に 川村義肢様の細やかな配慮がなされた多目的トイレを見学! 今後の参考にさせていただきたいと思います。 ![]() この大会を終えて再確認したこと。 私たちができることを ひとつひとつ 現場で形にし 今現在はもちろん 20年後、30年後にも使いやすい そして 障がいや高齢のための不具合があっても ”できること”を活かす 住宅環境の整備や福祉用具・機器を使うことで より豊かに、より良い住環境で ”笑顔”のある毎日が過ごせる そのための お手伝いをさせていただきたいと CRSの素晴らしい先輩方やメンバーと共に さらにさらに向上していきたいと 決意を新たにしたのでした。 沢山たくさ~んの収穫を得て 秋の収穫祭のような2日間でした。 長文をお読みいただきありがとうございました。 m(__)m ケア・リフォーム暖家 WEBページはこちら スポンサーサイト
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